ちよのブログ

とりあえずオタク的なことについてダラダラ書きます

【ネタバレあり】ワンダビジョンの感想とか

はじめての方ははじめまして、普段はアメコミとか海外アニメとか映画とかとにかくオタク的なことについて色々ツイートしてる「ちよ」と申します。

連日Twitter上を騒がせたワンダビジョンですがその最終話が自分の観測範囲じゃ割りと賛否両論なので自分の思ったことを色々と書いていこうと思います。

まぁ僕程度のオタクが思ったことはとっくに誰かが言語化してると思いますがそれでも大丈夫な方は是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。

・ワンダヴィジョンの良かったところ

①ワンダの作った茶番とそれが崩壊するまで

自分はそもそもちょっとフルハウスを見たぐらいでシットコム自体に馴染みがなかったので序盤はとにかく新鮮でした。世代によっちゃ新鮮だったり懐かしかったりするのもまたこのシットコム演出の面白さの一つなのかなと思いました。

また中盤あたりからワンダが作り出した茶番の世界の綻びがドンドン出てくる展開にはヒヤっとさせられたし映画ではなく隔週のドラマだっこともあり普段のMCU映画以上に「これどうなっちまうんだーっ!?」感が味わえたのは本当によかったですね。

②ヴィジョンとホワイトヴィジョン

まずバトルですね。マンオブスティールのスーパーマンVSゾッドを彷彿させる超越存在同士のハイスピードバトルはやはり圧巻。物質透化を利用した本格的な格闘戦もやっと見たかったものが見れたなって感じで良かったです。MCU映画ではヴィジョンの活躍が他のメイン格のキャラと比べれば比較的少なかったので大満足でしたね。「そういやお前って滅茶苦茶強かったな」感が最高でした。

そしてホワイトヴィジョンとの「テセウスの船」を例に出した掛け合いも素晴らしかったです。両者ともにヴィジョンと定義することもそうでないと定義することもできる存在なんだなと視聴者に再定義させてくれました。この問いかけはワンダヴィジョンという作品を考えるに当たって非常に重要になりそうですね。

ホワイトヴィジョンの今後の動向も楽しみです。 

③お別れ

子供たちをベッドに寝付かせるところから既にもう泣きかけてしまいましたがその後のヴィジョンのセリフが本当に泣けました。

「私は声として生まれた。次は肉体を手に入れた。今は本物の記憶を持っている。次は何になるんだろう」のセリフはトム・キングの『ヴィジョン』でのヴィジョンとヴィヴの会話を思い出しましたね。シンセゾイドである彼に魂は存在せず、消滅すれば無に消える筈です。それでもワンダと再び再開することを誓うこのセリフに涙が止まりませんでした。ここは本当にMCUでもトップクラスに好きなシーンになりましたね。

 

・ワンダヴィジョンの良くなかったところ 

ここからは自分がワンダヴィジョンを見て不満に思ったことについて話すので見たくない方はここらへんで読むのをやめていただいた方が良いと思います。

①ピエトロの正体に関して

ぶっちゃけ自分と同じく最終話の展開に不満を持ってる人の多くはここだと思います。

自分は別にX-MENユニバースから来たクイックシルバーじゃなくても良かったんですよ(それを期待していなかったと言うなら嘘になりますが…)。ただ彼の正体がピエトロという役を"演じさせられていた"だけのただの一般人だというのはあんまりだと思いました。

②ワンダの償いに関して

あの作品のラストはウェストビューの住民達が味わった苦しみと比較してワンダにとって甘すぎると思いました。アガサが一瞬彼らにかかっていた洗脳を解いた時に彼らは「死なせてくれ」って言いましたからね。確かにヴィジョンとの別れはワンダにとって非常に悲劇的で絶望的な物だったと思うのですが彼らは自我を消去され他者を強制的に演じさせられるという死以上の苦しみを長期間にわたって味わさせれていた訳ですよ。

また、途中で一瞬洗脳を解かれた住民が病気の母親を心配するシーンもありましたよね。ワンダがやったことは母との時間をモニカから奪ったサノスと同様だと思うのですが何故モニカがここまでワンダを許せるのか自分はあまり理解できなかったです。  

③ミスリードが多すぎる

MCUと言えばサプライズが毎回恒例となっていますね。確かにファンがサプライズを期待しすぎてた側面もあるとは思いますが、前述のピエトロなどミスリードを誘う展開が多すぎたというのも否定できないと思います。

「ドクターストレンジ マルチバースオブマッドネス」でワンダが引き続き続投し、主にマルチバース要素を扱うのはそっちなので今回は温存したという判断なのだと思いますが、それならここまでミスリードを誘わなくても良かったのではないでしょうか。

十分すぎるほど素晴らしいストーリーだっただけサプライズを期待してガッカリしてしまったのは残念でした(もちろん勝手に期待した僕が殆んど悪いのですが…)。

 

最後に

初ブログということもあって拙い文章だと思いますがこんな駄文を最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

当作は注目作だということもあり人それぞれの感想があると思うのでこの記事は僕の個人の感想だということで大目に見てください。

またTwitterの方も気になっていただけるとフォローしていただくと嬉しいです(マジでしょうもないツイートしかしてないですが)。